http://kanshiyonkoma.mangalog.com/Entry/194/「牡丹」皮日休
落尽残紅始吐芳
佳名喚作百花王
競誇天下無双艶
独占人間第一香
皮日休(ひじつきゅう)(833−883?)作。
牡丹をベタ誉めです。唐代では、牡丹の花が愛されていたそうです。詩には登場しませんが、絵には美人を添えて華やかに描きました。
ちなみに、日本では花びらが平べったく広がる品種が好まれ、中国では盛り上がって咲く品種が好まれたのだとか。
でも、牡丹の香り…。そんなにいい香りかなあ…。むしろ、臭いと感じた記憶があるんですが、品種によって違うのかも…。香りなら、牡丹よりも薔薇の方が好きですね…。もちろん、牡丹と薔薇はどちらも綺麗、ですけど。
※『漢詩を読む 春の詩100選』(石川忠久著、日本放送出版協会、1996)を参考にいたしました。