http://kanshiyonkoma.mangalog.com/Entry/209/「江畔独歩尋花 其五」杜甫
黄師
塔前江水東
春光懶困倚微風
桃花一簇開無主
可愛深紅愛浅紅
杜甫(とほ)(712−770)作。
「江畔独り歩して花を尋ぬ(こうはん ひとりほして はなをたずぬ)」より、其の五。
成都の西郊、浣花渓(かんかけい)の川の近くを歩いての作。
深紅を愛すべきか、浅紅を愛すべきか……。決めるのがとても難しい。
※『漢詩を読む 春の詩100選』(石川忠久著、日本放送出版協会、1996)を参考にいたしました。