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漢詩四コマ劇場

漢詩(中国古典詩)を四コマ漫画で描いた作品を、200本以上掲載しています。

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「酔後」王績



阮籍醒時少
陶潜酔日多
百年何足度
乗興且長歌

王績(おうせき)(585−644)作。
阮籍も陶潜(陶淵明)も、お酒好きで有名な文人。王績も、負けず劣らず、相当のお酒好きだったそうです。
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「易水送別」駱賓王



此地別燕丹
壮士髮衝冠
昔時人已没
今日水猶寒

駱賓王(らくひんのう)(640?−684)作。
戦国時代の末、秦王政(後の始皇帝)を暗殺すべく、燕の太子丹に頼まれて、易水のほとりより旅立つ、荊軻(けいか)…。
旅立つときに荊軻が歌った、

風蕭蕭兮易水寒  風蕭蕭として易水寒し
壮士一去兮不復還 壮士一たび去って復た還らず

という歌が、ベースになっています。
映画「始皇帝暗殺」でも、おなじみでしょうか…。もっとも、私は観ていないのですが。
勝新太郎主演の「秦・始皇帝」なら、大昔に観ましたが、易水送別で、市川雷蔵の荊軻を、奥さん役の中村玉緒が見送っていたような…(記憶違いならすみませぬ)。

下のイラストは、風蕭蕭…を描いた、「御待堂」さまの作品です。

「登幽州台歌」陳子昂



前不見古人
後不見来者
念天地之悠悠
独愴然而涕下

陳子昂(ちんすごう)(661−702)作。
幽州台は、今の北京の北にあった薊北楼(けいほくろう)という楼台だそうです。
教科書で習った詩ですが…。天地は悠久なのに、自分は、昔の人にも、未来の人にも、会うことはできない…という想いは、今の時代も変わらないですね…。

「送杜少府之任蜀川」王勃



城闕輔三秦
風煙望五津
与君離別意
同是宦遊人
海内存知己
天涯若比隣
無為在岐路
児女共霑巾

王勃(650−676)の送別の詩。
杜少府という人が、今の四川省に赴任する際の詩です。
この詩のハイライトは、やはり、「海内存知己 天涯若比隣」の名文句です。

「代悲白頭翁」(一部)劉希夷



………
今年花落顏色改
明年花開復誰在
………
年年歳歳花相似
歳歳年年人不同
………

初唐の劉希夷(りゅうきい)(651−679?)の長い詩の中に出てくる、有名なフレーズを抜粋しました。
ウィキペディアで全部が読めます。

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