http://kanshiyonkoma.mangalog.com/Entry/109/「曲江」杜甫
一片花飛減却春
風飄万点正愁人
且看欲尽花経眼
莫厭傷多酒入脣
江上小堂巣翡翠
苑辺高塚臥麒麟
細推物理須行楽
何用浮名絆此身
杜甫(とほ)の、有名な詩のひとつ。
花とお酒を歌いますが、戦乱の影と愁いが…。
出だしは、文句なしの名フレーズ。
一片花飛んで春を減却す
風は万点を飄えして正に人を愁えしむ
ちなみにこの詩は、二首連作の第一首です。
第二首も有名で、こちらのフレーズとか特に好きです。
酒債尋常行処有
人生七十古来稀
酒債 尋常 行く処に有り
人生 七十 古来稀なり
酒代の借金は当たり前の事で行く所にあって良いが、人生で七十歳まで生きるのは昔からまれなこと。
七十歳を「古稀」というのの元ネタのようです。
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