http://kanshiyonkoma.mangalog.com/Entry/130/「西郊落花歌」龔自珍
西郊落花天下奇
古来但賦傷春詩
西郊車馬一朝尽
定盦先生沽酒来賞之
先生探春人不覚
先生送春人又嗤
呼朋亦得三四子
出城失色神皆痴
如銭唐潮夜澎湃
如昆易戦晨披靡
如八万四千天女洗瞼羆
斉向此地傾臙脂
奇龍怪鳳愛漂泊
琴高鯉何反欲上天為
玉皇宮中空若洗
三十六界無一青蛾眉
又如先生平生之優患
恍惚怪誕百出難窮期
先生読書尽三藏
最喜維摩巻裏多清詞
又聞浄土落花深四寸
冥目観想尤神馳
西方浄国未可到
下筆綺語何漓漓
安得樹有不尽之花更雨新好者
三百六十五日長是落花時
龔自珍(きょうじちん)(1792−1841)作。
北京の城門を出た西の郊外にある、海棠の木、8、90本。花見客が来なくなった落花の時期に、友人や弟と連れ立ってやってきて酒を飲み、この詩を作った……との作者の前書きがそえられています。
海棠の落花のすばらしさを、幻想的に描く。
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