http://kanshiyonkoma.mangalog.com/Entry/143/「迢迢牽牛星」無名氏
迢迢牽牛星
皎皎河漢女
繊繊擢素手
札札弄機杼
終日不成章
泣涕零如雨
河漢清且浅
相去復幾許
盈盈一水間
眽眽不得語
漢代の詩、「古詩十九首」の第十首。
七夕の織女と牽牛を歌う。
参考にいたしました朝日文庫の『中国名詩集』松浦友久著によりますと、どうやら、中国最古の詩歌全集『詩経』の小雅の「大東」に、すでに織女と牽牛が歌われているそうです。
その後、時代がくだって、「カササギが川に橋をかけて二人をあわせてくれる」という七夕伝説をあらわす内容のものとなると、梁の庾肩吾(ゆけんご)(?ー550?)の「七夕詩」があるそうです。どうやら、最初の頃の伝説では、二人は出会えなかったもよう…。カササギさまさまでしょうか…。
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