http://kanshiyonkoma.mangalog.com/Entry/175/「薔薇花」杜牧
朶朶精神葉葉柔
雨晴香払酔人頭
石家錦障依然在
閑倚狂風夜不収
杜牧(とぼく)(803−852)作。
「薔薇花(しょうびか)」。この時代の中国の薔薇がどのようなものなのかはわかりませんが、香りのある品種のようです。
西晋の石崇は、豪華な錦の歩障(歩く時に目隠しにする幕)を作らせたのだそうで、薔薇の咲き誇るさまを、この歩障にたとえてあります。
※『杜牧詩選』(松浦友久・植木久行編訳、岩波文庫、2004)をおおいに参考にしました。
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