http://kanshiyonkoma.mangalog.com/Entry/202/「白菊」魏野
濃露繁霜著似無
幾多光彩照庭除
何須更待蛍兼雪
便好叢辺夜読書
北宋初めの魏野(ぎや)作。
「白菊(しらぎく)」。蛍の光や窓の雪で読書する故事「蛍雪の功」にたとえ、白菊で読書という美しいイメージを描きます。実際に読書をするのは無理そうですが、そこはあくまで詩的なイメージでしょうか。それを言うなら、蛍の光で読書も、よく考えたら、ちょっと無理っぽいですが…。
※『漢詩を読む 秋の詩100選』(石川忠久著、日本放送出版協会、1996)を参考にいたしました。
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