http://kanshiyonkoma.mangalog.com/Entry/210/「偶成」木戸孝允
才子恃才愚守愚
少年才子不如愚
請看他日業成後
才子不才愚不愚
日本の
木戸孝允(きどたかよし)(1833−1877)作。
幕末〜明治初期に活躍し、明治維新をなしとげた人物のひとり。
「天まで届くアホになれ(軌保博光)」という言葉がありますが、でっかいバカになれ、という発想は、昔からあったのかなあ…。
ちょっと疑問に思ったのは、これの3コマ目の「他日 業成るの後」は、才子とバカ、両方にかかるんでしょうか…?
成功するのはバカで、才子は成功しないと言ってるんでしょうか…?
さすがにそれは才子に対してあんまりなので、才子も、業成った時には、成長していて、才をたのみにする人物じゃなくなっている、という意味だったらいいなあ…。
私がこの詩を読んでエールを送りたくなったのは、「愚直に突き進むバカ」よりも、「大人になって一度は心折れたであろう才子」のほうだなあ…。
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