http://kanshiyonkoma.mangalog.com/Entry/213/「己亥雑詩 其五」龔自珍
浩蕩離愁白日斜
吟鞭東指即天涯
落紅不是無情物
化作春泥更護花
清の詩人龔自珍(きょう・じちん)(1792−1841)は、中国が激動の時代を迎えるアヘン戦争(1840年)前夜を生きた人物です。
陳舜臣の小説「阿片戦争」にも登場します。
詩人の鋭い感性で時局を見つめ、国を憂いているのに、官僚としては国を動かす立場に出世できない…。
この詩は彼が官界を退いた時の詩です。
下のイラストは、同じ詩を描いた、「御待堂」さまの作品です。
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