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漢詩四コマ劇場

漢詩(中国古典詩)を四コマ漫画で描いた作品を、200本以上掲載しています。

「春望」杜甫



国破山河在
城春草木深
感時花濺涙
恨別鳥驚心
烽火連三月
家書抵万金
白頭掻更短
渾欲不勝簪

杜甫(とほ)作。
「春望(しゅんぼう)」。戦乱で荒れた都にも、春がめぐってきた。
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「飲中八仙歌」(一部)杜甫



李白一斗詩百篇
長安市上酒家眠 
天子呼来不上船
自称臣是酒中仙

杜甫が有名な酒飲み8人をユーモラスに歌った「飲中八仙歌(いんちゅうはっせんか)」より、詩仙・李白の部分を抜粋。
島根県の地酒「李白」には、こちらの詩が引用されたパッケージがあります。
しかし、皇帝(唐の玄宗皇帝です)での舟遊びのエピソードはすごいですね…。皇帝相手に…。李白の武勇伝ですね…。

「自遣」李白

 

対酒不覚暝
落花盈我衣
酔起歩溪月
鳥還人亦稀

「自ら遣る(みずからやる)」、自分で自分をなぐさめる、といったタイトルの詩。
落花我が衣に盈つ、のフレーズが素敵です。

「春夜洛城聞笛」李白



誰家玉笛暗飛声
散入春風満洛城
此夜曲中聞折柳
何人不起故園情

「春夜洛城に笛を聞く(しゅんや らくじょうに ふえをきく)」。「折楊柳」は、楽府題で、別れの曲の定番。
旅人たちはこの曲を聞くと、自分が故郷を離れる時にこの曲で送り出してくれた故郷の友人たちを思い浮かべるのでしょうか。

「少年行」李白



五陵年少金市東
銀鞍白馬度春風
落花踏尽遊何処
笑入胡姫酒肆中

お金持ちの息子たちのきらびやかな青春を描く。シルクロードのお陰で、当時の長安はにぎやかな国際都市であったのだそう。

「早発白帝城」李白



朝辞白帝彩雲間
千里江陵一日還
両岸猿声啼不住
軽舟己過万重山

「早に白帝城を発す(つとにはくていじょうをはっす)」。朝早くに、白帝城を出発。スピード感ある一作。

「秋浦歌」李白



白髪三千丈
緑愁似個長
不知明鏡裏
何処得秋霜

「秋浦の歌(しゅうほのうた)」、全十七首の内、有名な第十五首。
「白髪三千丈」は、大げさなたとえの例としても有名です。哀しいのに、どこかユーモラス。

「静夜思」李白



牀前看月光
疑是地上霜
挙頭望山月
低頭思故郷

「静夜思(せいやし)」。静かな月夜の望郷の思い。

「贈王倫」李白



李白乗舟将欲行
忽聞岸上踏歌声
桃花潭水深千尺
不及王倫送我情

「王倫に贈る(おうりんにおくる)」。李白を美酒でもてなしてくれた村人・王倫に贈った詩。

「望廬山瀑布」李白



日照香炉生紫烟
遥看瀑布挂長川
飛流直下三千尺
疑是銀河落九天

「廬山の瀑布を望む(ろざんのばくふをのぞむ)」。
江西省の名山、廬山の滝を見ての作。


2012年2月、画像の1コマ目を修正しました。
滝の左手の奥にある山を「香炉峰」だと思っていたんですが、「双剣峰」だったらしい…。山ひとつと、滝を消しました…。

「山中与幽人対酌」李白



両人対酌山花開
一杯一杯復一杯
我酔欲眠卿且去
明朝有意抱琴来

「山中にて幽人と対酌す(さんちゅうにて ゆうじんと たいしゃくす)」。
山の中で、隠者とお酒を酌み交わす。3、4コマ目の会話からしますと、お互い、気のおけない間柄のようす。

「山中問答」李白



問余何意棲碧山
笑而不答心自閑
桃花流水窅然去
別有天地非人間

「山中問答(さんちゅうもんどう)」。俗世間から離れた、どこか別世界のような、山の中での暮らし。

「友人会宿」李白



滌蕩千古愁
留連百壷飲
良宵宜清談
晧月未能寝
酔来臥空山
天地即衾枕

「友人と会宿す(ゆうじんとかいしゅくす)」。友人たちとお酒を飲む…。天地が、そのまま、ふとんとまくら…、とは、李白らしくて素敵。

「客中行」李白



蘭陵美酒鬱金香
玉碗盛来琥珀光
但使主人能酔客
不知何処是他郷

「客中行(かくちゅうこう)」。タイトルは、旅の途中のうた、という意味。旅先でうけた親切と、美味しいお酒。

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